矢沢永吉の成り上がりの内容は貧乏と怒りを開放するヒントが満載?
2016/05/14
「成りあがり 矢沢永吉 角川文庫」
成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)
昭和53年に書かれた本です。矢沢さんが20代後半くらいの時の本です。矢沢さんは、家庭環境に恵まれず、幼少期から10代後半まで辛い思いをされてきたことが分かりました。以前紹介した本の冨永愛さんと同じように、子どもの頃は恵まれなかったようです。
世代は違うけれども、矢沢さんと冨永さんが世界的に有名になるまでの境遇、そしてその原動力は共通する部分があるように思いました。
口頭形式で書かれています。まだ矢沢さんが若かった頃ということもあるのか、汚い言葉遣いの部分もあります。その点は、正直読んでいてあまり気分は良くありませんでした。
でも、不遇な境遇から「絶対に見返してやる。金を稼いでやる」という信念を持ち続けて努力してこられたことが良く分かります。スターになるための努力をされてきたストーリーは、勉強になりました。
お勧めの対象読者
・貧乏から這い上がりたい人(金持ちになりたい人)
・生きている目的が分からなくなっている人
・自分の人生に怒りを持っているがどうすればいいかが分からない人
・お金なんか大事じゃないと思っている人
・平和ボケしている人
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矢沢さんから学ぶ点
一言でいうと、「努力をし続けろ」ということです。
(1)売れても調子に乗らず、上に上に登るために努力をし続けた。
売れても有頂天にならなかった矢沢さんの意志の強さが本書から読み取れました。逆にバンドの周りのメンバーは、飲みに出歩いたり、薬に手を出したりとだらしない生活になっていくことが書かれており、対照的です。
(2)売れてお金が稼げるようになっても、散財せず一定の割合でお金を貯め続けた。
そして、家族(妻と子ども)のためにお金を使う。
矢沢さんは、受け取った報酬はしっかりと4人のバンドのメンバときっちり4等分していたそうです。でも、矢沢さんはお金が貯まっている一方で、他のメンバは全くお金が貯まらなかったそうです。
その理由は簡単です。
矢沢さん以外のメンバは、飲んだり遊んだりと散財をし、お金を貯めることが出来ない反面、矢沢さんは決して無駄遣いはしない生活を送られていたそうです。
仕事が終わるとまっすぐ家に帰る。そして、安いアパートに住み、お金を節約していたとのことです。
(3)お金を稼ぐことを肯定し、お金があれば、殆どのものは買えるとはっきりと言っています。
幼少期から20代で売れるまで、貧乏でずっとお金に困っていたからこそ、出てくる言葉だと感じました。よく「お金より、○○が大事」なんて言葉を聞きますが、私はお金が一番大事という矢沢さんの意見に賛成出来ます。
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「成りあがり」のまとめ
冒頭にも言いましたが、本書は言葉遣いという点ではちょっと頂けません。でも、題名通り「成りあがる」ためには、目標と立ててそれ相応の努力の継続が必要だということが良く分かります。
成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集 (角川文庫)
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