学歴コンプレックス(高卒Fラン三流大学)の苦しみを克服する方法
2016/12/29
学歴コンプレックスを解決するためにどうすれば良いのか?この悩みを持っている人は、一生付きまといます。
「自分を変える読書術 学歴は学<習>歴で超えられる! 堀 紘一(著)(SB新書) 」
自分を変える読書術 学歴は学<習>歴で超えられる! (SB新書)
自分の学歴に劣等感を感じているなら
結論からいうと、学歴コンプレックスを克服するなら、本の題名どおり、「本を読みなさい」ということです。
本を読んで教養を身に付ければ、偏差値が低い大学卒、高卒、中卒のハンディは克服出来ると説いています。 むしろ、低学歴でも、本を読んで教養を身につけることで、学歴の高い人を差し置いて這い上がることができると言っています。
本の内容自体は勇気の出ることが書いてあります。でも、本書の著者である堀さん自身は東京大学を卒業しており、超高学歴です。ご本人が学歴が低いわけではないので、その点ではちょっと説得力はかけます。
学歴コンプレックスは、学歴が芳しくないと劣等感を感じている人にしか、この辛さや苦しみは分からないと思います。
万人受けするのは、「低学歴だけど、高学歴の奴らを出し抜いて這い上がった」という人の成功ストーリーでしょう。ちょっと話がそれました。戻します。
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人生を楽しく生きる3つの条件
著者の主張では、人生を楽しく生きるためには、3つの条件のうち1つが必要です。
・1つ目は 金持ちに生まれること
・2つ目は、有名人の子供に生まれること
しかし、これら2つはよほど運が良くなければ、このような家庭に生まれることはないです。まあ、日本人の99.9%のごく普通の人はこの2つの条件を満たしていないと思っているでしょう。
では、普通の人はごくごく平凡な人生しか送れないのか?
いいえ、3つ目の条件で逆転が可能なのです。 それが、読書です。
堀さんは、金持ちでもなく、有名人の家庭で生まれた人でない人は、「読書で教養を身につけて一流の人間になるしかない」と説いています。
では、どのような本を読めば良いのか?
残念ながら、どんな本を読んでもいいとは言っていません。例えば、漫画や「楽して簡単に○○出来る」といった類のハウツー本は除きます。
次のジャンルの本を読む必要があります。
・哲学書
・小説
・軍事学
・歴史
・生物学
でも、そもそも読書の習慣がない人にとって、これらの分野の本は難しいし、読む気にならないと思います。
ですから、いきなりそんな難しい本に手を出さなくてもいいと思います。自分が興味を持った活字の本を読むことをとおして、本を読む習慣を身に付けていけばいいと思います。
毎日一定の時間、必ず本を読む習慣を身につけることが先です。そうすれば、本を読むペースが早くなりますし、難しい本もそれほど苦にせず読めるようになります。
年間で最低何冊読めば良いのか?
これらの本を少なくとも年間50冊。20代であれば、年間100冊を読むことを勧めています。20代で100冊をお勧めする理由は、20代は比較的本を読む時間が確保しやすいからです。
「20代のうちに沢山本を読んでおけ」ということです。30代以降になると、仕事や家庭のことで時間を多く取られて、本を読む時間が確保できなくなってくるからです。
年間50冊であれば週に1冊のペース。年間100冊であれば週に2冊のペースです。
週2冊のペースであれば、会社の通勤電車の行きと帰りを使えば楽勝ではないでしょうか。
例えば、月曜の朝の通勤時間から水曜日の通勤までに1冊を読む。そして、水曜の帰りから金曜の帰りの電車にかけて、もう1冊の本を読む。
このペースなら、通勤電車の中だけでも十分に読むことができるのではないでしょうか。もちろん、通勤時間がものすごく短い人は、会社の帰りに1時間カフェによって読書をすれば、十分に読書時間が確保できます。
まとめ
とにかく、本書が訴えたいことは、「本を読む習慣をつけなさい」 ということです。
自分を変える読書術 学歴は学<習>歴で超えられる! (SB新書)
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