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都会生活に疲れて田舎暮らしをしたいが仕事がなくて諦める前に読む本

   

もう都会での生活が疲れた。通勤電車も、人込みも、社会のスピードも。1回嫌になると、もう逃げだしたくなる気持ちのスパイラルに陥る。

田舎へ脱出する前に、まずこの1冊がお勧めです。

「まだ東京で消耗してるの?環境を変えるだけで人生はうまくいく 著者 イケダハヤト 幻冬舎新書」
まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)

この本は、都会暮らしをやめて田舎で暮らす事を勧めています。実際に著者は、東京での暮らしをやめて、高知県の山の奥の田舎に住んでいるそうです。そして、その生活はとても精神的に豊かで毎日充実した生活をしているそうです。そのため、是非都会暮らしをやめて、田舎暮らすことを本書でひたすら勧めています。

本書では、よく地方出身の人が言う「田舎では就職先がない」という問題点にも言及しています。この点について著者は、「自分が企業に入って雇用される」という意識で職を求めていると、「それはやはり仕事はないですよ」と言っています。実際に地方出身者の95%はそういう回答をするそうです。

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じゃあ、田舎での仕事はどうすればいいのか?

著者が実際に高知に移住した経験からアドバイスがあります。

それは 「自分が主体的に自ら仕事を作り出す」意識で仕事を探せば、田舎ではたくさんの仕事があると言っています。

それは、1つの会社に勤めるという意味ではありません。例えば、数日間の農作業、農作物の収穫、木を伐採するアルバイト。一つ一つの仕事は数万円レベルの大きな収入にはならないけれども、小さな仕事を複数こなすことで十分に生活ができるレベルになります。

どこかの会社で勤めようと思えば、どう考えても田舎では企業の絶対数が少ないし、求人募集の絶対数が少ないのは明らかに分かります。でも著者が言うように、確かに自分から進んで動いて選り好みをしなければ、小さなアルバイトなら見つけることができるのではないかと納得しました。

田舎暮らしでの面白い一面

本書では、茶者が将来やりたいことや実際の田舎暮らしで実践していることを具体的にあげています。
その中でとても面白いなと思ったことがあります。

1つは、トイレについてです。バイオトイレ村と言って、小さな移動式の屋外トイレを「使っては移動して、使っては移動して」いるそうです。それは、昔の人がやっていたように、排泄物を野菜づくりの肥料として使うために、畑のいろいろなところでトイレをするのを実行しているそうです。

あともう一つ、コオロギを食べているそうです。実際にオリーブオイルでカラッと揚げて、塩を振って食べているそうです。

それがとても美味しいと言っています。多分食べれば美味しいのでしょう。でも、私にはこれは真似できないなと思いました。

田舎暮らしを考えている人へのアドバイス

あと、田舎暮らしをしたいな、移住をしたいなと考えている人へのアドバイスがありました。

それは、いきなり山奥であるとか、人が少ない田舎に移住してしまうのはとてもリスクがあるということ。そのため、段階的(3段階くらい)に田舎の方に移住する計画をした方が良いそうです。

最初の移住地としては、行きたい場所の中心部の街に住むのが良いそうです。高知で言えば、高知市の中心部。地方都市の中心部であれば、都会と何ら変わらない生活ができます。その場所で何年か暮らし、そこでの生活が気にいれば、もう少し田舎の方に引っ越しを検討すればいいです。

ちなみに私は今、メインオフィスへの通勤時間が片道2時間近く掛かります。そんな生活に疲れたと感じる時は、田舎暮らしもしてみたいなという誘惑に駆られます。私は、大学生になるまでは、岐阜県の田舎に住んでいましたので、その時は都会に出た生活がしたいなと思っていました。そして、今でも首都圏での生活には満足しています。でも、疲れたときは、本書のような「田舎暮らしを絶賛する本」を読むと 機会があればもう一度田舎での暮らしをしてみたいなと思うようにもなりました。

でも結局、著者のイケダハヤトさんのように完全にフリーランスの人でない限り、人が住む場所というのは、「自分の勤めている会社やお客さんがいる場所」に依存するので、仕事によって決まってしまうと考えます。

また、私の場合は、今はもう子供が幼稚園に通っているので、今更すぐに住み慣れた場所から引っ越しをするということは、すぐには決断ができません。でも、田舎暮らしという選択肢があるということは、頭の片隅に置いておきたいと思います。

気が変わったらもう一度 この本を手に取ったり、イケダハヤトさんのブログを参考にしたいと思います。

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田舎暮らしをしたい人への警告

最後に、著者は「田舎暮らしは甘くない」という方も主張されています。それは、「自分から仕事を作り出す」あるいは「自分から進んで小さな仕事でも取り組んでいく」気概が必要ということ。この点をクリア出来るかが、一番重要なポイントです。

まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)

本書の著者イケダハヤトさんの本業について:ブログ初心者におすすめの本(アクセスが来なくて止めてしまう前に)

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