プレゼン中に聴衆を居眠りさせない上手く話す方法(コツ)
2016/07/31
自分は一生懸命プレゼンしているのに、”聞いている人は居眠り”!そんな悔しい経験がある方は、本書を読むと参考になります。
齋藤孝の伝わる話し方 共感を呼ぶ26のコツ 東京堂出版
齋藤孝の「伝わる話し方」: 共感を呼ぶ26のコツ
本の題名通り、26のコツが書かれています。あれもこれも、全てをマスターするなんて出来ません。でも、「自分でもマネ出来る」と思ったコツを1つや2つでも覚えることが出来れば、本書を読んだ価値は十分にあります。
ここでは、本書の中から、取り入れやすいコツをいくつかご紹介します。
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ポイントを3つに絞る
なかなか自分の話に共感してもらえないと思ったときは「まず3つのことを話します」「3つだけ聞いてください」という話し方は外れのない行動だと思います
あるプレゼンの講師の方が、「3というのはマジックナンバー」と言っていました。人に何かを使える時は、3点に絞ると人の記憶に残りやすいそうです。4つ以上だと数が多くて記憶出来ないし、1つや2つだと数が少なくて説得力に欠けます。とにかく、ポイントを3つにすると、人に共感してもらいやすいです。
どっちにする?
a か b の2つから1つを選んでくださいと言われると一つを選びやすいです
さらに a と b それぞれの内容について説明し、「なるほど、aの方がいいなぁ」と人を誘導することもできます。
小さな子どもに何かをして欲しい時、「○○して」と言ってもなかなか素直に子どもは聞いてくれません。例えば、「寝る前に歯磨きして!」とか「外から帰ってきたあとは、手洗いして!」と子どもに言って、まず言うことは聞いてくれません。
私は最近、この2択のテクニックを使って、子どもを誘導することが出来るようになりました。
例えば、寝る前に子どもの仕上げ歯磨きをしたい時、「アッパ(パパ)が歯磨き仕上げをする?オンマ(ママ)がやる?」と子どもに2択をさせるように質問します。そうすると、「アッパがいい」とか「オンマの方がいい」と子どもが返事を返します。そうすると、2択のうちのどちらを子どもが選んでも、「仕上げの歯磨きをする」という目的は達成できます。
この誘導が、子どもの教育にとって良いのか悪いのかは分かりませんが、2択で質問するのはとても効果があることを実感しています。
もし私が、あなたの立場だったら
「あんなことをするな」「こうしなさい」とストレートに言うとうまく伝わらない。そうではなく、「もし君ぐらい若ければこうやっただろうね」と言うと受け入れてもらいやすい。
命令口調で言っても、人は反発するだけです。「僕(私)があなたの立場だったら、こうするかなぁ」と、相手の立場になったつもりで話をすると、相手は納得しやすいです。
人は誰しもが、無意識に「自分のことを100%考え、相手のことは1%も考えていない」ものです。これは、ランチェスター経営の竹田陽一先生が話されていたことです。相手のことを意識的に考えることが重要です。
「個人として話すのではなく働く女性として話す」「社員として、母親として話す」立場を考えて話すと共感されやすいです。
「わかったことがあります」という
「この一か月半でわかったことがあります。それは○○ということ。。。」「この会社に入って3ヶ月間でわかったことがあります それはつまりということです。○○。。。」
インパクトのある話し方のワザの1つ。
自分の体験を話す
基本となる大きな理念や精神と個人的な経験を結びつけキーワードを入れていくという手法はどんな挨拶にも使えるのではないでしょうか。具体的な体験と組み合わせることで印象深く共感できるものに変えることが出来ます。
自分の体験を話すことで、独自性が出ます。
話の冒頭に逆説を持ってくる
雨の日に傘なんていりませんよ。なぜなら○○○。逆説で訳を説明すると、意外性があって消化されやすいのです。
魅力的なテクニックだなと思いますが、逆説を使うのは難しいものです。上級者になってからのワザです。
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