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榎木英介の評判の本「医者ムラの真実」はビジネス書としてもお勧め

   

医者ムラの真実なつきえいすけ

本書を読むことをおすすめの方は、
・医療の世界の現実を客観的に知ってみたいと思う方
・医者の中ではアウトロー組である榎木さんならではの面白い分析から、ビジネス書的な読み方をしたい方

医者ムラの真実 (ディスカヴァー携書) 榎木 英介
医者ムラの真実

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アウトローな医師 榎木さん

著者である榎木さんという医師は、20代の頃は医者ではない仕事をされていました。そのため、医者の世界しか知らない方が書いた本よりも、客観的に医療界を見ることが出来ていると思います。

ちなみに榎木さんは、医者は医者でも病理医という分野の医者です。病理医は、簡単にいうと患者さんと対面して治療をする医者ではなく、患者さんから取得した細胞やデータなどから病気の内容を診断する医者です。本書は、病理医とう立場から見た医療現場の現実と問題点を取り上げた内容が書かれています。

以下は、本書を読んで一般のビジネスマンにも役に立つ内容をピックアップしました。

組み合わせで戦うのが一番強い

こちらの記事で取り上げた藤原和博さんと同じことを言っています。医者であっても当てはまるんですね。

医者という経験資格を持っていくつのことをするととても差別化になると言っています。例えば、医師と作家、医師と弁護士、医師とキャスター、医師と政治家など。

医師と弁護士なんて組み合わせは、超人にしか出来ないことだとは思います。でも、大事なのは、どんな職業と職業の組み合わせであっても、差別化になるということです。

医者にも優秀な医者と、いまいちな医者がいる

診断書の情報が詳しく書かれていて、病理診断の限界を知っていて賢く病理診断を利用している優秀な医師がいます。その逆の医者もいます。

また、その優秀な医師の共通点は、人当たりが良くてフットワークが軽く、まめに病理医のいる部屋に足を運び質問してくれるそうです。

他業種からの転入組は割り切りが良い

他の職業を経て大人になった人たちの考え方似ているそうです。それは、その業界に入った年齢が高いから、最初から出世して偉くなろうと言う気はそもそも持っていないそうです。前歴を捨ててまで医師になったからには、自分のやりたいことをやるだけだと割り切っているそうです。

一般のビジネスマンにも、この考え方は有効です。転職していようがいまいと、「出世なんてどうでも良いや!自分がやりたいようにやってやるぜ」という気持ちで仕事をすると、気持ちが相当楽になりませんか?そして、好きなように仕事をすると、つまらない仕事も、ちょっとだけ(?)はやりがいが出てきます。

どこにでもいる横柄な人

著者の榎木さんが驚いた事のひとつが、他職種の人たちに公平な態度をとる人が多いということだそうです。例えば、廊下を歩いていてすれ違っても挨拶しないし、避けない。上からの目線の横柄な口のきき方をする。時間にルーズである。などです。

医者でなくても、あなたの会社にもこんな態度のおじさんいませんか?あなたの周りにも、1人や2人は必ずいますよね。

「こんな人にはなってはいけないよ!」ということが本書で学べます。

まとめ

業界転職組で、かつ病理医という医師の中ではマイナーな仕事をされている榎木さんだからこそ気がつく医者の世界が垣間見られました。医者以外の一般的なビジネスパーソンにも役に立つポイントも幾つか書かれていた良書です。

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