分かりやすい文章の書き方を勉強するなら斎藤孝氏の本がお勧め
2016/12/29
本書の題名通り、文章の具体的な書き方がびっしりと書いてあります。
齋藤孝のできると言われる仕事の文章力 ナツメ社
齋藤孝のできると言われる! 仕事の文章力
この1冊の内容を習得するだけで、人に分かりやすい文章を書くコツが分かります。そして、仕事でのメール、資料作り、レポートの作成が苦痛にならなくなります。
重要ポイントを一部取り上げると
正確に伝えるポイント
・数値を使って具体的に書く
・具体例を示す範囲
タイトルの付け方
・内容を要約したもの
・具体的な言葉をタイトルに使う
・タイトルだけで文書の緊急度や重要度をすぐにわからせる
中見出しは、最も伝えたいことを一言で
例えば、
・会議の効率化の提案
・商品破損防止のポイント
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説得力を増すポイント
・根拠となるデータを入れる
・資料、統計データ、専門家の検証データ、書籍、WEB、論文、新聞を情報源にする
次に、具体的な体験談を入れると興味のある文章になります。
例えば、「私が実際に使用した感想として、、、」「お客様からよく聞く声としては、、、」
分かりやすい文章にするには
・1つの文を短く
・1つの文につき、要素は1つにする
・1つの段落は、その段落での要点とそれを説明する文で構成する。段落の頭の文を拾い読みするだけで文書内容が分かるようにする。
・繰り返し言葉を列記するときは、品詞や表現を揃えること
・否定表現を使わない。その代わりに肯定表現を使う。
⇒肯定表現の方が正確に意味を伝えられるし、感情的にも気持ちの良いやりとりが出来ます。
人に伝わりやすい報告の仕方
・事実と自分の意見を分ける
(1)報告書には、まず事実書く。
(2)事実の後に、自分の考えを書く。
(3)そして、その考えの根拠を書く。
———
以上が重要なポイントでした。
学校では教えてくれない
集客できる記事の書き方を勉強するならアンハンドリーの本がお勧めでも書きましたが、殆どの人が、そもそも文章を書くことに苦手意識を持っています。本書は基本的な文章の書き方が学べます。
私が本書を読んで思ったのは、「そういえば、小中学校で文章の書き方を教えて貰ったことがあったっけ?」ということ。確かに、小学生の時は、毎日のように宿題で日記を書きました。でも、それは「書き方を教わることなく、ただ単に我流で書いて、書きっぱなし」でした。書き方を教わった記憶もないし、文章の添削も殆どして貰った記憶がないです。
小学校では仕方がないでしょう。1クラスに30人~40人もの生徒がいます。1人の先生が、全員の文章を添削する時間的な余裕はないでしょう。
正しい文書の書き方は、学校では生べないからこそ、私たちは意識的に書き方を学ぶ必要があります。 その取っ掛かりの教材としてお勧め出来ます。
どのページから読んでもいい
本書は、小説のように最初から読む必要はありません。見開き2ページ単位で単独のテーマについて、文書の書き方のコツが書かれています。
通勤電車の一駅分の移動時間に、どこかのページをさっと開いて読むだけで勉強になります。
文章が書けると仕事が苦痛でなくなる
あなたがどんな職種のお仕事をしていても、きっと文書を書く機会があります。それは、作家とかセールスライターのような書くことが専門の人に限りません。報告書の作成、メール文書の作成などが典型です。
文書を書くことが苦手のままだと、どんな職業に就いても、仕事が苦痛に感じられてしまいます。文書の書き方を学べば、次第に文書を書く苦痛から解放されるようになります。
「文書を書くのが苦手のまま、一生逃げ回る」か、「ここで一回勉強をして、楽になるか」
あなたはどちらを選びますか?
齋藤孝のできると言われる! 仕事の文章力
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