零細企業が大企業の競合に負けない(潰されない)方法を研究する本
2016/12/29
弱小の零細中小企業が、大企業に潰されないようにするためには、自社独自の顧客リストを集める必要があります。本書は、リストを集め、自社がある市場を独占するために必要な情報が書いてあります。
有名な人が持っているリスト数は?
例として、
・ある世界的マーケティングの権威は、自分自身の専門知識を売り物にする場合、2000~3000リストあれば、年間1億円を稼げるそうです。
・別のマーケティングの専門家は、粗利が5割程度ビジネスの場合は、「有効なリスト」が4000あれば、年間1億2000万円を稼げるそうです。
もっとすごい例を言うと、
・たった「8リスト」だけで、1年間で7000万円以上の収入を得ている人もいるそうです。
「どうすればこんなに少ないリストで、こんなお金を安定して得られるのか?」という疑問を解決するのが、市場独占マーケティング ダニエル・プリーストリー(著)です。
スポンサードリンク
重要ポイントのまとめ
本書から、重要なポイントを箇条書きでお伝えします。
・ごく少数の人向けで良いので、大きな価値がある存在になる
・見込み客を逃がしてしまうことを恐れない
・商品が同じでも、需要と供給の関係が変われば利益率も変わる
・市場の一段深いレベルに潜る。競合と同じ土俵から離れ、自分だけの市場を作る
あるいは、市場から独立する(熱烈なファンを作る)
自分のお客さんが熱烈なファンにして、ライバル企業の商品や戦略に見向きもしなくなる。あなたからでなければ反応しなくなる状態が一番強い。
・5000~1万人のファンを作れば、売り手市場のビジネスを展開することができる。
・講演会の依頼、相談、業界紙からのコメント依頼が舞い込む状態を作るのが理想。「知名度UP」に繋がる。
・新しいビジネスモデルは、これまでのやり方を少し変えるだけでいい
・哲学を否定する人ではなく、受け入れてくれる人に精力を注ぐ
本書はどこで買える?
本書は残念ながら、amazonで中古本を買うといったことは出来ません。下記のダイレクト出版のHPからしか購入できません。
amazonの中古本を買うことに慣れている方にとっては、最近は定価で本を買うことがあまりないかもしれません。そのため、本書の価格「2980円(税抜)」は、高く感じられるかもしれません。
でも、ダイレクト出版が主催するセミナーやWEB教材は、安くても5万円以上はします。そして、セミナーの場合は、10万円を超えるのが当たり前です。
それと比べれば、本書の約3,000円は安いもんです。欲しい情報の1つでも手に入れば元は取れるのではないでしょうか。
尚、私はこれまでダイレクト出版の書籍を7~8冊程度は購入しています。今のところ、「読む価値ががなかったな」と思う本は1冊もありません。
まあ、良書なのは当たり前なんですけどね。アメリカで評判の良い書籍を日本語に翻訳して売っているのが、ダイレクト出版の本ですから。
スポンサードリンク
この記事を読んだ人はこの記事も読んでいます
集客できる記事の書き方を勉強するならアンハンドリーの本がお勧め
スポンサードリンク
関連記事
-
-
ちきりんの本がお勧め「悩みどころと逃げどころ」梅原さんとの対談
前回の記事の続きです。 悩みどころと逃げどころ 著者はちきりんと梅原大吾さん 小 …
-
-
子どもが精神障害になる家庭や両親の共通点は?押川剛さんの本で学ぶ
家庭内外で暴力を振るったり、暴言を言ったり、精神が異常になってしまった子どもの家 …
-
-
外国人観光客が増加しない原因とは?訪問の目的と理由の分析が必要
前回は、日本の経済成長を伸ばすための方法として、外国人観光客を沢山呼び込む案を取 …
-
-
グローバル化のメリットは日本にあるのか?必要性と問題点を考える本
本のタイトル通り、現代の時流である「グローバル社会」とは逆の社会を目指そうという …
-
-
榎木英介の評判の本「医者ムラの真実」はビジネス書としてもお勧め
本書を読むことをおすすめの方は、 ・医療の世界の現実を客観的に知ってみたいと思う …
-
-
大学か専門学校か・田舎か都会か・マイホームか賃貸か迷ったら読む本
人生には2択に迫られる局面が何度もあります。もちろん最終的には自分が決断する必要 …
-
-
貧困女子の実態や原因は何か?沢木文氏の取材本から共通点を探すと
何を基準に貧困と言えるのか、考えさせされました↓ 貧困女子のリアル(小学館新書) …
-
-
荻原博子氏の本で老後に備えた貯金と節約をして家計防衛をする
副業がばれるのが怖い?会社に頼らない生き方を荻原博子氏から学ぶで紹介した本もそう …
-
-
頑張っているのに報われず精神的につらくて落ち込んでいる時に読む本
頑張ってるんだけど、成果が出ない。何をやってもダメだ。もうこんな自分が嫌だ。自分 …
-
-
出口治明さんの本から学ぶ!賢いお金の使い方とお金の教養
賢いお金の使い方を学ぶなら、この本は一読の価値があります。↓ 働く君に伝えたい「 …