浦和レッズ清掃係の平井ミサヨさんが見た成功する男の条件とは

ヘタな自己啓発書を読むより勉強になる記事が、スポーツ新聞に載っていました。

平井ミサヨさんは、16年間も真面目にコツコツと掃除をされた主婦。

カリスマ清掃係

平井ミサヨさんは、１６年間浦和レッズのクラブハウスの清掃係として働いてこられた人です。平井さんがクラブハウスの清掃係として勤務する前は、新しい清掃担当が来ては辞め、来ては辞めの繰り返しだったそうです。でも、平井さんは16年間もの間、清掃係を続けられました。

この度、平井さんが仕事を退職されました。そして、すごいのはこの行事↓

退職されるに当たり、浦和レッズの選手たち関係者が集まって、平井さんを囲んで記念撮影までしたこと。

普通であれば、誰にも知られずに、静かに職場を去っていくことになるでしょう。平井さんが、チームのメンバに囲まれて記念撮影までしたということは、チームの人達が平井さんに相当感謝しているという証でしょう。

多分、平井さんは「自分が貰う給料以上の働き」をずっとされてきたのでしょう。そんな人は、世の中に何％いるのでしょうか？そんな神のような平井さんが、クラブハウスの裏側を16年間見てきて話されたコメントに注目です。

成功する男とは？

<日刊スポーツ 7月30日(土) より引用>
「大成される方はみなさん、普段から周囲への配慮が素晴らしいものだと感じてきました。いちばん声をかけてくれたのは永井雄一郎選手。いつも『ありがとう』と丁寧に言ってくださったのを思い出します。小野伸二選手も、若いころからとてもやさしかった。今は福岡の監督になられた井原正巳さんも、必ず向こうからあいさつをしてくださいました」
（中略）
長谷部はいつも、ロッカールームで読書をしていた。一見すると、手にした本に集中しきっていて、平井さんが掃除に来たのも気づいていないようだった。だが、そっと近づくと、足を床からスッと上げる。そして「ありがとうございます」と笑顔で一礼した。

分厚い自己啓発書やビジネス書を読むより、この記事を読んだ方がタメになります。平井さんの言葉から、成功する男の条件が一発で分かります。

大成する人は、人間が出来ているということ。

例えば、
・誰に対しても、分け隔てなく、丁寧にあいさつをする
・誰に対しても、感謝の気持ちを伝えられる。
・誰に対しても、人への気遣いが出来る

ポイントは、「誰にでも」です。仕事でのお客さんや会社の上司に対して、丁寧に対応するのは当たり前。でも、成功されたサッカー選手の方は、一清掃係の方に対しても、とても丁寧に対応されていたという点が重要です。

奉仕の心を持って生きる

次に、平井さん自身から学べることを考えてみます。

心が病んだ時に読む本なら小林正観さんが一番！で紹介した小林正観先生も同じようなことをいつも言っています。

小林正観先生の場合は、「奉仕の心で自分からトイレ掃除をしないさい」ということです。社長自らトイレ掃除をする会社は、業績が良いという法則があるそうです。トイレ掃除をすると、自然と運気が上がるそうです。

小林先生は、これを宇宙の法則と言っています。

これは、何もトイレ掃除をすること自体が、直接的に会社の業績を上げたり、自分の人生の成功につながるということを意味しているのではないと思います。

私の解釈は、以下のようなことです。

・一見、誰も見てなくて、誰にも認められないような仕事も一生懸命にやる精神が大切。

・人の目を気にして仕事をするのではなく、真心をこめて仕事をする気持ちを持っていれば、内面から魅力的な人間になる。内面が魅力的な人間になれば、自分からアピールしなくても、周りの人が自然に認めてくれて寄ってくる。

まさしく、16年間黙々と清掃をされてこられた平井ミサヨさんのような人に当たるのではないでしょうか。

私は、平井さんにお会いしたことがありませんので、働く姿を見たことはありません。でも、どんな精神で働いてきたかは、退職時の扱われ方で読み取れます。

今回は、スポーツ新聞から非常に勉強させてもらいました。そして、平井さんもこれまでお仕事お疲れさまでした。

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