Enjoy Media Box

~ 面白く役に立つメディア エンジョイ・メディア・ボックス ~

*

仕事や勉強(学力)で自分の能力に限界を感じた時に読むお勧めの本

      2021/05/07

分際とは身の程ということだ。財産でも才能でも、自分に与えられた量や質の限度を知りなさいということなのだ。やればできるというのはとんでもない思い上がりです。出典:人間の分際 曽根綾子(著)

本書の肝は、この3文に集約されます。

「頑張っても報われない」「どれだけ努力しても成果が出ない。自分はもうだめだ」と精神的に追い詰められている時は、今すぐこの本を買って読むべきです。

「人間の分際 曽根綾子(著) 幻冬舎新書」
人間の分際 (幻冬舎新書)

あと、学校や職場でいじめられている人も必読です。

すーーっと気が楽になること請け合いです。

※30日間無料体験のAmazonキンドルに加入すれば、その期間にキンドル本については無料で書籍が読めてしまいます。

スポンサードリンク

著者の集大成

本書は、著者の曽根さんが過去に執筆した何十冊もの書籍の中から、重要なポイントを抜粋した構成になっています。1つの章の中で、言葉を変えて、同じような内容が何回も出てきます。何度も同じようなことを言われているうちに、悩んでいる人も気持ちがだんだん落ち着いてくるでしょう。

「為せば成る」というのは傲慢

人には、努力ではどうしようも出来ないこともあります。できないことがあっても、それをスパッとあきらめる勇気も必要です。もちろん、努力を最初からしないというのは論外です。でも、自分に向いていないことをいつまでも続け、精神的に追い詰められるまで 悩んでしまうのは、傲慢なのです。

例えば、ソフトウェア開発という仕事。プログラミングは、努力をすれば誰でもある程度のレベルまでは出来るようになります。でも、ある一定レベル以上の品質を保つソフトウェアを開発しようとすると、個人の能力差が大きく出ます。これは努力だけではなかなかカバー出来ないのです。

人には能力の限界があります。努力で解決することが出来ないこともたくさんあります。

不公平は当たり前

不公平を 奨励するつもりはありませんが、この世に完全な平等などありません。だから、むしろ人間社会とはそういうものであるということを覚悟しておいて、いちいち傷つかないように精神を鍛えておいたほうがいい。出典:人間の分際 曽根綾子

こう考えると、精神的にとても楽になります。「何で私だけ?」「何であの人が?」と一度不公平を感じてしまうと、ささいなことであっても、いちいち気になってしまいます。「不公平は当たり前」と割り切ってしまうと、人と不公平であってもどうでもいいやと思えるようになってきます。

学校の成績や会社での出世も不公平が当たり前

通信簿が正確だったり、入学試験が本当にその人の力を見抜くものだったり、職場の出世がその人の力に応じていたりする事は元々ないのである。出典:人間の分際 曽根綾子

学校の通信簿とか、職場の出世というのは、先生や上司が主観的に判断して決めるものです。ですから、通信簿が悪かったり、出世できないのは、自分の能力が低いからではありません。ですから、ここでもやはり割り切って、「世の中そんなもんだ。勝手に言ってろ」くらいの気持ちでいいのです。

いじめをする人は何も特徴がない人

人をいじめるという性格は、一つの特徴をもっている。強いように見えていて、実は弱いのである。自分は自分という姿勢がとれない。人間は誰でも何か一つ得意なものを持っていれば、大らかな気分になれるものである。出典:人間の分際 曽根綾子

今、誰かにいじめられている人にとって、とても勇気の出る言葉です。人をいじめたり、人に対して傲慢な態度とったりしている人は、実は自分に自信がない証拠なのです。「自分に自信がなく、何一つ勝てるような特技がない」ということを、自ら他人に表現してしまっている可哀そうな人です。

このことがわかっていると、今いじめに遭っている人も気がすーーーっとするのではないでしょうか?まあ、そんな可哀そうないじめっ子は、無視です、無視!いじめに遭っているあなたの特技、美貌、人望などがさぞ羨ましいのでしょう。

そして、あなたの心の中では、哀れみの気持ちでいじめっ子を見てあげればいいのです。

最後に

本書の最後には、死について書いてあります。この章は、読むと気持ちがどんよりするというか、切ない気持ちになります。でも、現実を直視しなければいけません。人間は必ず死ぬもの。日々一刻と迫る死を、ありのまま受け入れる必要があります。死を意識すれば、毎日無駄なことに時間を浪費する気が起きないはずです。ましてや、他人の目など、気にならないはずです。毎日を大切に、自分のため、家族のため、自分の周りの人のために時間を使う気持ちになるものです。

自分は自分らしく、自分がやりたいように生きていけばいいのです。
人間の分際 (幻冬舎新書)

※30日間無料体験のAmazonキンドルに加入すれば、その期間にキンドル本については無料で書籍が読めてしまいます。

PS.

初対面の人と(もちろん、相手がどんな相手でも)出会って10分で、その人から好印象を持たれる方法があります。

その方法とは何なのか?あなたのことを「特別だ」と思ってもらう、人脈構築の最強の方法が書いてある本があります。
※詳しくは、50ページを開いてください。

マル秘・人脈活用術

スポンサードリンク


この記事を読んだ人はこの記事も読んでいます

市場価値を高める方法は?希少(レア)な人材を目指す人のお勧め本

頑張っているのに報われず精神的につらくて落ち込んでいる時に読む本

出世が遅くて悩んだり仕事のモチベーションが上がらない時に読む本

 - おすすめ本

スポンサードリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

一流の人間になる方法(マナー・習慣・考え方・対人関係の共通点)

一流の人には共通点があります。 「一流の存在感がある人の振る舞いのルール 丸山ゆ …

藤原和博の本がお勧め「100万人に1人のレアな人材になる働き方」

「毎日の悩みが消える」働き方の教科書 たった一度の人生を後悔しない 藤原和博 電 …

数学を勉強する目的は?社会人になると算数は何の役にも立たない?

数学や算数なんて勉強して何の役に立つの?中学生や高校生の時に、一度は疑問に思った …

子どもが精神障害になる家庭や両親の共通点は?押川剛さんの本で学ぶ

家庭内外で暴力を振るったり、暴言を言ったり、精神が異常になってしまった子どもの家 …

人脈を広げる方法の中で誰でも簡単に真似が出来る実践的方法とは?

人脈ってやっぱり大切です。人脈作りのプロが書いた本を読むと、そのことが再認識出来 …

人の心理を掴んで効果のある広告を書きたい人向けのお勧め本(書籍)

数値の表現の仕方次第で、読み手が受け取る印象は大きく違います。宣伝広告で使う表現 …

感じが悪いメールを書かない方法(印象が良くなる文章のコツとは?)

メールを受け取って、「ムカっ」、「感じが悪いな」と感じたことは、みなさんにもある …

ぐっちーさん(山口正洋さん)の正体を本で知る!世界の投資家の話

ぐっちーさんは、投資の世界で、超一流で有名な方です。 本名は、山口正洋さん。 そ …

都会生活に疲れて田舎暮らしをしたいが仕事がなくて諦める前に読む本

もう都会での生活が疲れた。通勤電車も、人込みも、社会のスピードも。1回嫌になると …

老後に必要なお金をいくらまで貯められるか心配で不安な時に読む本

老後の資金がなんとなく不安ですか? 老後のお金が心配な人のために、具体的な対策案 …

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.