尾木ママのブログが炎上したがなぜ批判される理由があるのか?
もの凄く当たり前で、まともなことを言っていると思うのですが。。。
教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏(69)が14日、自身のブログで改めて体罰反対を訴え、「もちろん山の中に置き去りお仕置きも虐待です」と自身の考えを再度示した。
尾木ママは深夜番組で、視聴者の87%が体罰を容認していることに「正直ここまでひどいとは」と驚きを隠せない様子。その上で「親などの虐待によるわが子の命奪った事件の親たちは誰もが『愛のムチ』『躾のつもり』だったと供述していますよ」と苦言を呈した。さらに「山の中に置き去りお仕置きも虐待です。わが子への愛はもっと安全安心できる方法で愛を伝える努力したいと思います」とキッパリ。「言葉の力をもっと信じてくださいね 体罰依存性から脱出したいですね 体罰連鎖日本にしないために」と訴えた。
出典:デイリースポーツ
この発言について、私は100%尾木ママに同意します。なぜか?
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でも、世間は尾木ママに大ブーイング
北海道で小2男児が“置き去り”された事件で、尾木ママのブログは大炎上しました。
確かに、「置き去りそのものが真実なのか」「疑いたくなってしまいます」などと、男児の親を疑うような発言をしたことについては早とちりでした。事実を確認した訳でもないのに、余計なことを言ってしまったなという感じです。
まあでも、この発言についても、あくまで一個人の発言です。個人の意見なのに、世間が騒ぎ過ぎです。
批判する人は、尾木ママの発言内容を良く聞いているの?
批判をする人たちは、尾木ママの考え方や発言内容をどこまで詳しく見ているのでしょうか?
批判するからには、少なくとも尾木ママがレギュラーで出演している、NHKの「噂の保護者会」くらいは見たことあるんでしょうね?
私はあの番組をよく見ています。あの番組では、尾木ママは、かなりまともなことを言っていますよ。
どんなところかって?
それは、「全てを子どもの立場で物を考え、100%子どもの味方をしている」という点です。
今回の「小2置き去り事件は子どもの虐待そのものである」という内容や、「どんな理由があっても、体罰は絶対ダメ!」というスタンスは、子どもの立場になって考えれば、尾木ママの言うことが正しいと思いませんか?なぜかって?
子どもが無事に見つかったからいいものの。。。
小2置き去り事件については、5分もの間、親が車で子どもを置き去りにしました。
この5分の間に、もしかしたらとても恐ろしい事件に巻き込まれていたかもしれません。
例えば、
・野生動物に襲われる。
→クマなら一発でやられますね。実際にクマに襲われて亡くなるニュースを時々聞きます。
・不審者が現れて、犯罪に巻き込まれる。
→子どもの誘拐って、親が一瞬目を離した時に起きるものです。
どちらも人ごとじゃないですよ。いつ自分の子どもがこんな災難にあるか分かりません。
もし、今回の「置き去り事件」で、子どもに危害が及ぶような出来事があったら、どうなっていたでしょう?もう、世間は「父親の大バッシング」でしょうね。
今回は、たまたま運よく子どもが無事だっただけです。そう考えたら、今回の「置き去り」は父親の過失なのです。「しつけ」であろうと、絶対にやってはいけないことなのです。
子供の教育の観点からもNG
置き去りや体罰による「子どものしつけ」は、他にも弊害があります。
それは、子どもが「子どもをしつけるためには、恐怖感を与えるために置き去りをしたり、体罰をすればいいんだな」と頭の中にインプットしてしまうからです。
置き去りをされたり、体罰をされた育った人が自分の子どもを授かった時、「しつけのために、置き去りや体罰」をしてしまうでしょう。
なぜそう言えるか?
人って、自分が学んできた(インプットしてきた)ことをベースに、行動をするからです。別の言い方をすると、子どもをしつけるための他の解決方法を知らないのです。
じゃあ、どんなしつけをするのが良いのか?
子どもの虐待につながるしつけは、あなたの代で止めるべきです。
しつけとして、子どもに恐怖心を植え付けたり、体への痛みで覚えさせるのは良くありません。
その代わりのしつけの方法は、以下の通りです。
・子どもと良く会話をして、言葉で理解してもらい、言葉でしつけをする。
・親が子供の手本となり、親の姿を子どもに見せる。
私も2児の父親として、「会話で子どもが理解するなんてムリムリ!」っていう反論をおっしゃる気持ちは、よ~く分かります。言葉で子どもに理解してもらうことは、非常に大変なことです。でも、毎日子どもとコミュニケーションを取って、地道に何回も子どもをしつけていくのが、子どもの後々のためです。
そして、言葉で言っても全く効果がないお子さんには、親自身が「見習ってもらいたい姿」を子どもに見せ続けることが大事です。
まとめ
尾木ママのことが嫌いでも構いません。でも、尾木ママの発言内容を頭ごなしに批判するのではなく、「もしかして、尾木ママの言っていることも一理あるんじゃないか?」と一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
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