鈴木大地さんは水泳で金メダル取得後、再婚して本を出版していた
2016/02/24
鈴木大地さんって、ソウルオリンピックの水泳背泳ぎで金メダルを取った、ものすごく有名な方。
でも、数十年も昔の話だし、最近メディアでは名前を殆ど聞かないので、今は何をされているのか殆どの人は知らないですよね。
一般的には、テレビなどのメディアに出てこない、過去活躍したスポーツ選手って忘れてしまう(別に気にならない)し、名前を思い出しても「最近テレビに出て来ないから、落ちぶれたんだな」くらいしか想像しません。
私もすっかり忘れていた方なのですが、実は2014年に鈴木大地さんは本を出版されていて、鈴木大地さんの「今」が気になったのでその本を読んでみました。
「僕がトップになれたのは、いつも人と違うことを考えていたから 鈴木大地(著)」
僕がトップになれたのは、いつも人と違うことを考えていたから
鈴木大地さんの自叙伝かと思いきや、自己啓発的な内容も多く、社会人に役立つ情報が散りばめられていましたので、教訓となるポイントをシェアしたいと思います。
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やっぱ金メダリストは考え方が立派
鈴木さんの今は、
「史上最年少の46歳で日本水泳連盟の会長に就任。もうすぐ50歳。」
さっそく、この本から学べることを3つ上げると:
1.ブルーオーシャンで成功の道もある
教訓: 水泳でいうと、スピートを競う競技(クロール、平泳ぎ、背泳ぎなど)は、レッドオーシャン(ライバルが無数にいる)。ブルーオーシャンは水球。日本では、水球はマイナーな競技なので、敢えてレッドオーシャンに突っ込んでいくばかりが良い戦略ではないと言っています。
なるほど、確かに何も戦略を立てずに行動していると、誰もが知っていて競争が激しい分野に猪突猛進に突っ込んでいくことがあります。
もちろん、自分の能力が他社より飛びぬけて抜きん出ていれば、レッドオーシャンで真っ向勝負すればいいが、それ以外の弱者は強者へ真っ向勝負せず、ブルーオーシャンで戦う方が、良い結果が出る可能性が高いということだと思います。
これを読んで、ランチェスター戦略の竹田陽一先生の戦略本と、言っているとことと同じだと思いました。(竹田先生の本については、今度機会があれば紹介します)
2.ベストを尽くせばいい、は言い訳。練習を積んで、コンディションを整えるこそがプロ
教訓: 鈴木さんが金メダル取ったあとは、「結果出せない、引退へ追い込まれる」ことになったとのことです。本書では、その理由を「しばらく練習をしなかった時期があったから」と言っています。その後、いくら真面目に練習をして、元の自分に戻そうと思っても、結局最後まで戻すことが出来なかったらしいです。
あの金メダリストを取った実力者の鈴木大地さんでさえも、「練習をサボってしまったことが原因で二度と栄光を取り返すことが出来なかったとうことは、非常によい生日にになります。
また、「本番でベストを尽くしたからOK」という考えではダメ。「まあ、このくらいでいいだろう」という自分に甘えて、言い訳をする口実にしているだけだと教えてもらえます。
3.新しいことにどんどん挑戦する 若い人の夢をつぶさない
教訓: 若くして日本水泳連盟の会長に就任しただけあって、考え方が柔らかいし新鮮です。恐らく、鈴木さん自身が、日本水泳連盟の仕事を通じて高齢の既得権益者とかなり戦ってきている中で出てきた気持ちだと思います。
どんな仕事をしていても、前例の有無にとらわれず、若い人達を大切にしながら、新しいことに挑戦し続けることの重要性を教えてもらえます。
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まとめ
人によっては、「当たり前のことだろう」「そんなの知っているよ」と思う教訓かもしれませんが、金メダルを取った本人から出た言葉で教えられると、重みがあります。
「結果を出すためには、当たり前のことを大事にすることが最も重要」
そのことを教えてくれる1冊、お勧めです。
僕がトップになれたのは、いつも人と違うことを考えていたから
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