糖尿病でも安心なレストラン（東京・大阪）とスイーツやパンの情報本

糖尿病の食事制限でつらさやストレスを感じなくて良い食事療法とは？で紹介した本の続編です。糖質制限食のススメ では、写真はなく、糖質制限食についての理論と食べても良い原材料についての説明でした。また、食品については、文字情報での紹介にとどまっていました。

「ロカボバイブル　山田悟（著）幻冬舎」
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ロカボバイブル おいしく、楽しく食べて、健康に [ 食・楽・健康協会 ]

一方で、本書は、具体的な商品名やレストランが写真付きで紹介されています。糖尿病患者・糖尿病予備軍の方にとって安全で、かつ元気の出る食品やレストランが一目で理解出来るようになっています。

本書の中盤以降は、糖質制限食が食べられる店の紹介です。おしゃれなフレンチ、イタリア、中華、日本食などのレストランの紹介です。値段は高いです。一万円以上するコースの店がメインです。

本書の後半は、糖質制限に配慮したスイーツの紹介です。これまた値段が高いスイーツが紹介されています。でも、こちらはレストランと違って、デパ地下で売っているような価格帯の商品です。一般の人でも手が届く商品が紹介されています。

具体的な製品名やレストランについては、本書を見て頂けば写真付きですぐに分かりますので、是非本書を購入してご確認下さい。

本記事では、本書で役に立ったポイントと逆に本書での主張の疑問点についていつくか取り上げます。

油は控えめにするべき？どんな油がおすすめか？

油は糖質ゼロです。糖質制限食を実践する人にとっても、油の摂取量はそれほど気にする必要はないです。

尚、油の取得が多い人は、塩分摂取量が少ないという統計データがあります。その点では、油を多めに摂取することで、塩分取り過ぎによる病気の予防にも繋がります。

油は、「ごま油」や「オリーブオイル」がお勧めです。これらは、酸化しにくい油なので体への害は比較的少ないです。

一方で、最も避けなければいけないのは、「マーガリン」や「ショートニング」といった人口的な油です。これらは、動脈硬化の原因になるトランス脂肪酸が含まれているので、厳禁です。

市販のパンやクッキーには必ずと言っていいほど入っているので、100%避けることは出来ませんが、あまり沢山摂取しないように気を付けた方が良いです。

糖質制限食に向くのはどんなパンがお勧めか？

パンを食べたい時は、ブランパン。小麦粉ではなく、ブラン粉のパンを食べることです。ブランパンは、一般的なロールパンと比べて、糖質は80％程度カットされています。

市販品でいうと、例えば、ローソンがお勧めです。ローソンには「ブランパン」が沢山売っています。パンだけでなくクッキー、ロールケーキもブラン粉を使った商品が沢山あります。とにかく、「糖質が少ないスイーツは、ローソンで買える」と覚えておきましょう。

ご飯やパンを単独で食べるのは御法度

ご飯やパンなどの炭水化物を食べる時は、必ず肉や魚、油を一緒に取ることをお勧めします。理由は、ご飯だけで食べるより、血糖値が上がりにくいからです。

例えば、「ざるそば」や「うどん」だけ、「おにぎり」と「野菜ジュース」だけという食事が一番危険です。おかずが付いてくる定食物を食べるのが安全です。

運動はいつするのがいいのか？

運動はしないよりした方がいいです。では、どのタイミングでするのが最も効果的でしょうか？

答えは、「毎食後に歩くのが良い。15分といった短時間でいいので、歩くのが効果的」。

食事前に長時間（３０分とか）歩くより、食後に短時間歩く方が、血糖値を上げにくくする効果があります。

「甘味料を使い砂糖ゼロ」商品の注意点

「糖質ゼロのコーラ」「糖質ゼロの発泡酒」「糖質ゼロの飴やガム」。本書では、人工甘味料を使って糖質ゼロの商品を推奨しています。

一方、危ない食品添加物と食べてはいけない商品の見分け方が分かる本で紹介した本では、「人口甘味料＝添加物」であり、人体にとって良いものではないと言っています。

「砂糖を使っていないから体に良い食べ物」という意味ではないので、注意が必要です。

人工甘味料は、既に糖尿病の人や、血糖値が高くて糖尿病予備群の人にとっては、味方になってくれるのかもしれません。でも、健康体の人は「糖分よりも人工甘味料という添加物の害」の方を気にした方が良いです

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