GIST(ジスト)の本(専門書)でお勧めは？GISTガイドブック

このページを読まれている方は、「GIST(消化管間質腫瘍）とは何か？」「生存率は？」「どのような治療をしていくのか？」など、とても不安な気持ちでいっぱいに違いありません。

ちょうど一年前(2015年夏)、私の父親(当時66歳)が胃GISTと診断されました。

父親はもちろん、息子である私も頭の中が真っ白な状態になりました。それもそのはず、GISTは希少な「がん」と言われているからです。「がん」＝「死」をイメージしてしまい、愕然とした気持ちになりました。

2020年追記：

下記の緩和ケア医である大橋洋平先生もＧＩＳＴです。大橋先生の書籍もＧＩＳＴ患者やご家族の方に参考になりましたので、ご紹介いたします↓

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ネットでも情報は集められるけど

GISTの情報をネットで検索すると、「GIST」に関する一般的な情報や断片的な情報は入手することが出来ました。また、「GIST研究会」というサイトにいくと、個人の体験談的な情報は入手することは出来ました。

とは言っても、GISTは、10万人に１人～２人しか発症しない非常に稀な「がん」です。「希少がん」であるがゆえ、GISTに関する「体系的な分かりやすい情報」や「治療に関する専門的な詳しい情報」は、インターネット上にそんなに多くありません。

素人でも理解出来るGISTの専門書

そんな時、
「患者と家族にもよくわかる　GISTジスト 消化管間質腫瘍　ガイドブック　（監修）西田俊朗　独立行政法人国立がん研究センター東病院長」

↓

父親と私が求めていた情報が、本書に凝縮されておりました。

インターネットで、「断片的で、しかも、正しいのかがよく分からない」情報を時間を掛けて集めるより、本書を１冊買って読んだ方が、GISTについてよく理解出来ることは間違いありません。

GISTと診断されたご本人、またはご家族の方がいらっしゃいましたら、是非本書をお勧め致します。とても分かりやすいです。

医者ではない一般の人が読んで理解出来る「GISTの専門書」は本書以外にないです。私がネットで１週間以上調べた結果として、断言出来ます。

本書の構成は？

目次
１．GISTとはどんな病気か？

２．GSITの検査と診断

３．GISTの治療
GIST治療の流れ
外科治療
内科治療計画
イマチニブ治療
スニチニブ治療
レゴラフェニブ治療
副作用対策の実例
治療中の生活
再発・その他の治療

４．緩和ケア

５．GIST患者体験記
GIST Q&A

手術前に本書を読むメリット

私の父親の経験です。

本書を熟読して、手術に臨むことが出来ました。父親自身が、自分が侵されている病魔への理解をした上で手術に臨むことが出来たようです。

そのため、「手術をする覚悟が決まり」、また「手術をして必ず治してみせる」という前向きな気持ちになれたそうです。

また、GISTという珍しい病気であったにも関わらず、GISTの基礎知識がある状態で外科の先生と会話が出来ました。先生からは、「よく勉強されていますね。自分の病気のことをしっかりと調べて、治療に臨まれることはとても良いことです。」とお褒めの言葉を貰ったそうです。

まとめ

患者本人やご家族がGISTに関する正しい知識を入手し、上手くGISTと付き合っていくために、本書は必須の書です

↓

ＧＩＳＴ患者でもある、大橋洋平先生の書籍↓

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