小山昇の評判の本「1日36万円のかばん持ち」はビジネスマンにお勧め
2018/06/29
本書を読むことをおすすめするのは、
・創業社長
・サラリーマンだが、会社の中では、自分はひとり株式会社として、組織の中で独立した意識を持ちたいと思っているビジネスパーソン
↓
1日36万円のかばん持ち 三流が一流に変わる40の心得 [ 小山昇 ]
本書は表題通り 一流と三流を分ける 心の持ち方の違いを40パターン 取り上げています。忙しいあなたが、本書を活用する方法としては、目次を見て自分が必要と思われる項目の心得をピックアップして読んでいくという方法でも良いと思います。
小山さんは、めちゃめちゃ仕事をする猛烈な社長で有名らしいのすが、こんなことも言っています。「日曜日は家族サービスの日と決める。家庭の平安があってこそ、充実した仕事ができる」と考えています。 例えば子供の運動会と仕事がある日は、迷いなく運動会を優先すべきと主張しています。
家族仲を健全に保てないと仕事のパフォーマンスが下がってしまうという考え方です。仕事のために、家族を犠牲にしないことが重要です。
猛烈な仕事人間でありながらも、こんな考え方をしている社長は珍しいです。とはいっても、これは創業社長に対してのメッセージでしょう。社長ではない、一般のサラリーマンは、そもそも、休日が全くない程まで仕事をしていないでしょう。普通のサラリーマンが本章だけを読んで、いつも仕事より家族を優先させるべきと安易に考えてしまうのは早計です。
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決断は質よりスピード
適当に1秒でも早く決断する
スピードが大事って、どのビジネス書にも書いてあることなので、何ら真新しいことではありません。ただ、ここで重要なポイントは、「適当に」というキーワードです。
「スピードが大事とは言っても、さすがに適当に決めてはダメでしょう」
と思うのがわれわれ日本人の性質です。
だから、頭ではスピードが大事って分かっていても、なかなか1つの決断が出来ないことが多いのが実際です。
だから敢えて小山さんは、
- 損することを恐れない
- 正しさを求めない
- 適当でもいいからスタートする
- 間違いに気づいたらその時に修正すればいい
というアドバイスをしています。
私自身がそうです。仕事の大事な案件を適当でもいいからスピード感を持って決断するなんて出来やしないものです。
だから、私は日常生活でスピード感を持って決断をする訓練をしています。例えば、ランチのメニューを即決する。どのアイスクリームを食べるかを一瞬で決める。映画館で、どの座席を予約するかを一瞬で決めるなどです。
一瞬で決めると、確かに、「ああしまった!あっちのメニューにすれば良かったぁ」などと、一時後悔することもあります。でも、そんな後悔も、一瞬で終わってしまいます。要は、どれを選択するかなんて、対して重要なことではないのです。何を選択するのかは重要ではなくて、決めないことが問題なのです。
食べ物や映画の座席の選択なんて、大した決断じゃないだろう!?仕事と比べて全く重要ではないだろう?という反論が聞こえてきそうです。
でも、そうでしょうか?
仕事であっても、私たちが日頃やっている業務の中で、生死を分けるような、重要過ぎてじっくり考えないといけない案件って、毎日何個もあるでしょうか?
多分、1日1個もないでしょう。
じっくり考えないといけない案件といえば、「この選択を間違ったら会社が倒産する」「この選択を間違ったら命が危ない」「連帯保証人などになって借金を背負わないといけないかもしれない」と言ったことでしょう。
日常生活で言えば、「このマンション、一軒家を購入するかどうか?」と言った内容でしょう。
毎日の生活の中では、ほとんどの案件が、決断を遅らせることより、間違ってもいいから早く決めてしまう方が良いのでしょう。そのことを小山さんは言いたいのだと思います。
決断を早くするコツとして、小山さんはこんなアドバイスもしています。
「先に結論を決めておいて、具体的にどうやるかは後から考えれば良い」
ここまでアドバイスを貰ったら、即決する習慣を即日実行するだけです。
それでも選択に迷ったら!?
決断しなくてはいけない選択肢をどれにするか、どうしても迷ってしまったらどうするか?小山さんのアドバイスはこうです。
- 自分に都合の悪い方を選ぶ
- 体験から判断する
また、私が読んだ別の著名人が書いた本で言っていたことは、
「選択肢の中からベストを選ぼうとするんじゃなくて、消去法で選択したくないものを消していく」
という方法を教えてもらいました。消去法で決めるって、結構楽ですよ。私はこの方法をおすすめします。
それでも決断が出来ない人への小山さんの言葉
- どんなことでも気軽にチャレンジして どんどん失敗すればいい
- 悩んでも悩まなくても結果は変わらない事が多い。決定の正しさは悩んだ時間とは無関係。
この考え方は、社長として毎日何十個と決断をしてきた小山さんがいうのだから間違いがないのでしょう。
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まとめ
本書は、一流と三流の違いについて、小山さんの持論を展開しています。
40個の項目の中から、1つでもあなたの教訓になったのならば、本書を手に取った価値は十分にあります↓
1日36万円のかばん持ち 三流が一流に変わる40の心得 [ 小山昇 ]
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Comment
うちの会社、この小山昇のコンサルタント会員になって会費だけで年に30万円、7年くらいで数千万は貢いでますが、一向に成果なんか出てないですよ。今期は半期6ヶ月で500万くらい赤字になってます。会員企業の何割が過去最高益!倒産した会員企業は無い!とか宣伝してますが、ホントかどうか怪しいです。だまされないほうがいいですよ・・・
とおりすがり様
コメントを頂きましてありがとうございます。数千万円の投資額はでかいですね。実際の経験談なので、言葉に重みを感じます。
こういうのが、表では見えない一面なんですね。参考になりました。貴重な体験談をコメントして頂き、ありがとうございました。