フェイスブックなどのSNSで、友人がリア充の日々を送っている様子が投稿されている。
表向きは「いいね!」と明るく返事を返す。
でも、実は心の中では「うらやましい」「ねたましい」と嫉妬の気持ちでいっぱい。
そして、そんな感情の後「友達のことをそんな風に思う自分が情けない。人間が小さい」と劣等感にさいなまれる日々。
こんな経験はありませんか?
でも、安心して下さい。
「羨み(うらやみ)」「ねたみ」「嫉妬」更には「恨み」まで、全ての人が持っている感情なのです。そんなことを教えてくれた1冊に出会いました。
「正しい恨みの晴らし方 科学で読み解くネガティブ感情 中野信子、澤田匡人(著)ポプラ社」
正しい恨みの晴らし方 (ポプラ新書)
本書は、人の脳について研究している著者によって書かれています。そのため、時々専門用語が出てきて、少々難しい箇所もあります。でも、読むと気持ちが楽になること請け合いです。ここでは本書の中から、重要なポイントを私なりに解釈しながら3つ挙げたいと思います。
嫉妬や妬みの感情への向き合い方
(1)人を妬む(ねたむ)気持ちが出てきたら、その妬みの感情を否定せず、自分自身で素直と受け止める。「うらやましい」と素直に思うことが大事。 (本書では「良性の妬みを持つのは良い」という表現をしています)「良性の妬み」の感情は、他人を認めて、自分も頑張る気持ちにすることが出来るので良いこと。
(2)嫉妬の正体とは?
自分の所有するもの(例えば、異性)を自分以外の誰かに奪われるのではないかという危機感からくる。もともと生物には、奪われることを回避しなければいけないという本能を持っている。この危機感が動機となって、自分の所有物を奪いにくる誰かを排除したいという感情が生じる。だから、人間は誰もが嫉妬して当たり前。
(3)人間が生きていく上で、思い通りにならないこと、努力ではどうにもできないことがある。それが、「生・老・病・死」の四苦。自分ではどうにもならないことは、素直に受け入れることが大事。
結局、本書で学んだことを簡潔にいうと、「恨み・妬み・嫉妬の感情は、素直に受け入れればよい。そして、それを良性の妬みとして扱えば、自己を成長させていくことが出来る。」ということです。
[adsense]
最後に
本書は、冒頭にも言いましたが、本書は専門用語が出てきて、理解しづらいところもあります。でも、私たち一般の人は、そういう箇所は適当に読み飛ばしてもいいと思います。
他人のリア充に嫉妬している人、また、自分だけ充実した生活をしていない・居場所がない・受け入れてくれる場所がないなど、毎日の生活に息苦しさを感じている方は是非本書を読んでみることをお勧めします。
正しい恨みの晴らし方 (ポプラ新書)

コメント