アナログ回路の基礎を勉強したい初心者向けの教材や書籍は?
2016/02/18
前回は、初心者向けにデジタル回路の基礎を勉強するのに最適な教材についてご紹介しました。
デジタル回路について、もっともっと掘り下げたい方は別の教材、あるいは仕事で使う方は仕事を通じてスキルを高めていくことになると思います。
でも、ちょっと待ってください!
もし、アナログ回路とデジタル回路、あるいはハードウェアとソフトウェアを完全に切り離して考えているのであれば、あまりよくないと思います。
・僕はデジタル回路専門だから、アナログ回路は知らない。(勉強しなくていいや)
・僕はソフト屋だからハード(回路)のことは知らない。(勉強しなくていいや)
というマインドセットでいると、自分の知識の幅、仕事の出来る幅が小さいままになってしまうと思います。ですから、デジタル回路のエンジニア、ソフトウェア開発技術者(特に、組み込みソフトの分野)であっても、広く浅くで全然構わないと思うので、アナログ回路の基礎知識を頭に入れておいた方が良い気がします。(なんとなく、ちょっと知っている、というレベルでも全然意味があると思います)
そんな時に手軽にアナログ回路の基礎を学習できる教材を紹介します。
教材名は、「アナログ回路の基礎」JTEX通信講座 です。
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アナログ回路の基礎講座を受講した感想
「デジタル回路の基礎」と同じJTEXの教材ですが、著者が違います。
そのため、
・「アナログ回路の基礎」と「デジタル回路の基礎」の教材が連携しているような感じはありません。 (オペアンプの部分などは、内容がだぶっている箇所があります。説明の仕方は違います)
・文章の書き方のクセが違います。(どちらの教材も、説明は分かりやすかったです)
私がお勧めしたい受講対象者:
・アナログ回路について全く知識がないが、これから勉強を始めようとする方
過去に、大学や専門学校で、普通に授業を受けてきた人にとっては物足りない教材かもしれません。私は学生時代に、電子回路については全く勉強をしたことがない、完全など素人でした。本教材はそんなど素人でも、じっくりと取り組めば理解が出来るような構成になっています。説明がめちゃくちゃ丁寧だからです。
教材の構成:
「デジタル回路の基礎」と同じです。
内容は、オペアンプ回路の動作内容と実用回路の説明が多いです。
提出課題についても、オペアンプ回路周りの設計に関する内容が多いです。
でも、アナログ回路にアレルギーがある方も安心してください。 テキストを見直せば、課題に取り組めるヒントが沢山書いてあります。 (テキストに答えは載っていませんが、繰り返し読めば必ず問題を解くことが出来るようになっています)
今まで回路について全く勉強したことがない私でも最後まで講座をやり切ることが出来ました。優秀終了です(笑)
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最後に
本通信講座は、数千円で買える市販の書籍と比べて、10倍近く高い(2万円未満)です。でも、それだけ投資するだけの価値はあると思います。説明がものすごく丁寧だからです。
教材に投資するお金をケチって、一般書籍を何冊も買って勉強するより、まずは本通信講座に取り組んだ方が、結局はお金と時間の節約になると思います。
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