デジタル回路の基礎を勉強したいが何から始めれば良いか分からない方
2016/02/18
ハードウェア(回路)に苦手意識を持っているが、どうしても勉強する必要がある時、どんな教材で勉強すれば良いか悩んでいる方も多いと思います。それは、書店に行っても、ハードウェア(回路)についての専門書は山のように存在しており、どの本から手を付ければ良いか分からないからです。
ある程度の基礎知識がある人にとっては、「今、自分に必要な本はこれだ」というのが分かり、本の選定が出来ると思います。しかし、全くの初心者・素人からすると、どの書籍から取っ掛かれば良いのかは分からないと思います。まさしく、私がそうでした。
今回は、
・回路(ハードウェア)について入門・基礎レベルの勉強を始めたいが、何から手を付けてよいか分からない人
・ソフトウェアエンジニアだが、一応ハードウェアの基礎くらいは知っておきたい
・別に興味はないが、学校に授業でどうしてもハードウェア(回路)の基礎は抑える必要がある
と言う人向けに、私が学習した中で、お勧めしたい教材をご紹介します。
教材名は、「デジタル回路の基礎」JTEX通信講座 です。
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講座の内容は?
・ネットで、「JTEX デジタル回路の基礎」と検索すれば、通信講座を提供する会社のホームページで見ることが確認出来ます。ここでは、ホームページに書いてない内容だけ記載します。
一言でいうと、論理回路の基本が分かるようになります。
デジタル回路の講座ですが、テキスト後半は、アナログ回路(オペアンプ)の内容も登場します。(結局、回路を勉強するなら、デジタルもアナログも区別なく両方勉強する必要があるということでしょう)
・テキストは、上下巻の2冊。合計500ページ程度のボリュームです。
講座1か月分のボリュームは、平均すると125(500÷4か月)ページです。1か月分のテキスト量は、予備知識のない初心者でも1週間もあれば読めると思います。
・4か月のコースで、1か月毎に課題提出があります。4回分の課題提出が必要。
私の受講方法
写真:講座完了後に貰える修了書
2回目から4回目の課題(T02~T04)は最後の10日間で提出
・テキスト学習は、電車に乗っている時にやりました。
私の場合、別にデジタル回路に興味がある訳ではなかったので、わざわざ自宅で机の前に座って勉強する気にはなりませんでした。
・課題は、記述式なので電車内では出来ません。苦痛でしたが、自宅で机に向かってやるしかありませんでした。
1回提出分の課題は、大問で5つ程度あります。それを1日で一気に片付けようとすると、何時間か掛かってしまうので、苦痛になります。その為、1日に大問を1つか2つだけ片付ければいいやという気持ちで、少しづつ課題を片付けました。
本講座の課題は、テキストを見ながら進めるのが良いと思います。課題をこなす過程で知識が吸収出来るような仕組みになっています。
尚、課題には計算式を使って解く問題があります。市販の書籍での学習の場合、計算式を使って問題を考えるということはしないと思います。この点が、通信講座の醍醐味だと思います。
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受講した感想
本講座を受講したからと言って、回路設計が出来るような高度な知識が身につく訳ではありませんが、入門・基礎レベルの知識を身に付ける取っ掛かりとしては最適な教材だと思います。少なくとも、「デジタル回路とはどういうものか。どういう専門用語があるのか」ということを頭に叩き込むことは出来ます。
冒頭にも言いましたが、回路(ハードウェア)について勉強を始めたいが、何から手を付けてよいか分からない人は、あれこれ悩まず、とりあえず受講しておくことをお勧めします。
受講代金は2万円近く掛かりますが、ヘタな市販の書籍を何冊も買って中途半端に勉強するより、結果的に労力(時間)とお金の節約になると思います。
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