中国(北京)のタクシーで領収書は貰える？乗車時の３つの注意点

中国で初めてタクシーに乗る時の不安の１つとして、「ちゃんとタクシーの領収書を発行してくれるのか？」というのがありますよね？

はい、不安的中です。

日本のタクシーと同じ感覚で油断していると、あとから領収書が貰えないことがあります。

個人旅行ならそもそも領収書なんて必要ないですが、会社の出張で行った時に領収書がなかったら、旅費精算が出来ません。仕事の出張なのに、自己負担になるのは嫌ですもんね。

私の北京でのタクシー乗車経験から、注意点をお話します。

北京のタクシーのメーター管理は、まともな方

北京ではほぼ全てのタクシーで、メーターを回してくれます。さすが、中国の首都。そして、北京オリンピックが開催された都市。オリンピック後は、タクシー事情がかなり良くなったはずです。

でも、そんな北京でも、領収書が貰えないトラブルには合います。

トラブル①　メーターが壊れる

私が実際に乗ったタクシーでの話です。

お客さんの訪問が終わって、北京空港に帰ろうとしていました。飛行機の出発時間まであと３時間しかなく、急いでタクシーを捕まえました。そして、「無事に乗れた。もう安心～」という安堵もつかの間、直後にタクシー運転手から「降りてくれ」と言われるではありませんか。

私は「なんで？」と聞きました。

すると、なんと理由は、メータが壊れたのでした。

メーターのボックスを見ると、電源コードがビローンと飛び出して、メーターが起動しないようでした。

仕方がないのでタクシーを降りて、他の流しのタクシーを探し歩くはめになりました。

注意！

メータがちゃんと稼働しているかを確認した方が良いです。

でも、私がその時に乗ったタクシー運転手は、良心的な人です。ちゃんと正直に言ってくれましたから。下手をすると、メーターを回さずに後から高額な料金を請求されることになりかねません。

②高速道路や有料道路の料金所で、領収書を受け取らないタクシー運転手がいる

タクシーの乗車賃の領収証は、メーターから印字されて出てきます。一方で、高速道路や有料道路の領収証は、高速道路の料金所で、タクシーの運転手が料金と引き替えに受け取ります。

たとえば、北京国際空港と北京市内を移動するタクシーに乗った場合、北京空港の近くで、有料道路を通ります。料金は、１０元（約２００円弱）です。

私は、今まで北京空港の有料道路を１５回以上はタクシーで通過した経験があります。その中で、過去に１回だけ料金所の領収書を受け取らないタクシー運転手がいました。

当然、タクシーを降りる時は、１０元分の領収書を受け取ることは出来ませんでした。

私のケースの場合は、１０元なので、そんなに高額な金額ではありません。領収書をもらって、後から会社などにタクシー代を請求が出来なくても痛手はそんなにありません。

でも、仕事の出張で行ったのなら、ちゃんと会社に請求したいですよね。

注意！

高速道路や有料道路で、タクシー運転手が領収書を受け取るかをチェックしたが良いです。

③メーターは回っていたが、降りる時に領収書が印字出来ない

タクシーを降りる際に領収書を請求しても、メーターから領収書が発行されないことがあります。

それは、メーターの印字機能が正常に動作していないのが原因です。

私が過去３０回以上、北京市内でタクシーに乗ったうち、２，３回そんな経験があります。

そういう時、私は「領収書を出せ」と強く言います。（中国語を話せないので、身振り手振りで表現する）

すると運転手は、タクシーの中にバラバラと散らかっている、前のお客さんが乗った時の領収書を適当に拾って、「これを持っていけ」と手渡してきます。

タクシー運転手は、「お前の領収書はないけど、過去の領収書はあるからこれで勘弁してくれよ」という感じの表情をします。

もしあなたも、前の客が乗った領収書を受け取ることがある場合は、タクシーを降りる前に「料金と乗車日時」を確認して下さい。自分が乗ったタクシー料金や日時にあまりに差があると、後日、あなたの会社に旅費精算した時に、不正請求していると疑われてしまいます。

注意！

メータが正常に回っていても、領収書が印字されないタクシーもある。

中国の地方都市は北京の比ではなく、もっとひどい

以上のように、日本に比べると、中国北京のタクシー運転手はいいかげんです。でも、中国の地方都市と比べると、北京は相当マシです。

以下は、中国深圳（シンセン）近くの地方都市に３週間滞在した私の知り合いの経験談です。

タクシーの大半が白タクだった

白タクなので、もちろんメーターは、ありません。乗車賃は、乗るときにタクシーの運転手と交渉します。

同じ距離を走行するのでも、毎回毎回タクシーの料金が違うそうです。行きは、２０元だったが、帰りは４０元請求されたとか。

こんなんですから、領収書は当然貰えません。なかったそうです。そして、領収書を書いてくれとお願いをしたところ、何にも書いていない領収書の原紙を何十枚も束で貰ったそうです。

その意味は、「原紙をあげるから、自分で好きな金額を記入して使ってくれよ」ということです。

まとめ

中国北京のタクシーは、油断をすると領収書が貰えない状況になります。とは言っても、北京は他の地方都市に比べてマシです。タクシーは、移動手段としては最も便利です。必要以上に心配せずに、タクシーをバンバン利用しちゃいましょう。

中国でのタクシーの乗り方の注意点：その①

中国でのタクシーの乗り方の注意点：その②

中国でのタクシーの乗り方の注意点：その③