八柱パン屋はハースブラウン以外は閉店!イトーヨーカ堂地下1階も撤退
2016/12/30
かつて松戸の八柱駅(新京成線・JR)周辺には、パン屋がいくつもありました。でも、今では。。。
八柱から撤退していくパン屋
10年以上前は、イトーヨーカ堂のすぐ隣の場所に、美味しいパン屋さんがありました。お客さんもそこそこ入っているように見えましたが、採算があわなかったのでしょうか。残念ながら、12年ほど前に、閉店しました。今では、整体院に変わっています。
また、イトーヨーカ堂の地下1階にもパン屋さんがあったことは、記憶されている方もいらっしゃるでしょう。でも、このパン屋さんも数年前に閉店しました。
残っているのは、八柱駅ビルのパン屋ハースブラウンくらい
今では、新京成線八柱駅ビルの1階にあるパン屋ハースブラウンくらいしか八柱駅周辺にはパン屋がなくなってしまいました。
ちなみに、八柱駅からみのり台方向に歩いたところに、小さなパン屋カトウパンとうパン屋さんは残っています。こちらの記事で紹介した、「どんきさろく」というラーメン屋のすぐ隣にあります。
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なぜパン専門店が相次いで撤退するのか?
なぜパン屋が減っているのでしょうか?分析してみましょう。
原因(1):パン専門店はパンの値段が高い
パン屋のパンは、安いパンでも1つ120円から150円はします。しかも大きさが小さい。5口くらいで食べ切れてしまう小さなクリームパンが150円とかで売っています。こんな景気が悪い時代に、消費者が買うのを躊躇するのが当たり前です。
高いパンだと、1つ250円程度もするでしょう。
一方で、コンビニやスーパーで売っている菓子パンは、1つ100円前後です。
食パンで比べても
食パンで考えてみても値段の違いは明らかです。パン屋の食パンは、8枚切りで200円~250円はします。一方で、スーパーやコンビニで売っている8枚切りの食パン(超熟とか、コンビニの独自ブランド)は、大体150円前後で買えます。
景気が良い時には、パン専門店のパンも儲かるでしょう。でも、今は明らかに景気が悪い状態です。アベノミクスで物価を2%上げるという話もありましたが、いやいや、今はデフレの状態です。給料が上がらず、物価も下がっている状態で、割高なパン屋のパンを買う人が減っているでしょう。
原因(2):コンビニのパンの質が上がり、美味しくなった
八柱駅周辺はここ10年で急激にコンビニが増えました。セブンイレブン、サンクス、ファミリーマート、ローソンなど、一通りのコンビニが揃っています。
そして、そのコンビニで売っているパンの質が、パン専門店のパンと同等レベルに美味しくなりました。
特に、セブンイレブンは、セブンプレミアムの独自ブランドのパンの質が高いです。
また、八柱駅からはちょっと遠いですが、ローソンのパンも独自ブランドで、美味しいです。
食べてみれば分かります。パン屋のパンと負けず劣らず、美味しいです。そうなると、わざわざパン屋のパンを買う理由がなくなってきます。パンが食べたければ、コンビニのパンで十分に満足出来ます。
原因(3):パン屋のパンだからと言って、添加物が少なく、健康的な訳ではないことを消費者は知っている
コンビニで売っているパンより、パン屋のパンの方が添加物が少なくて健康的なのでしょうか?私は、特に大差はないと思っています。
パン屋の菓子パンには、原材料や添加物の表示が書いてないので消費者から見ると、何が入っているか不明です。なので、比較はできないです。でも、パン屋の食パンの場合は、透明な袋の裏に原材料や添加物が書いてあることがあります。
例えば、八柱駅ビルのハースブラウンの食パン。ここの食パンの袋には原材料や添加物の記載があります。その記載を見ると、「マーガリン、ショートニング、イーストフード、添加物○○」など、コンビニの食パンと同じものが添加されています。
まあ、考えてみれば当たり前でしょう。これらは、食パンをふっくら美味しく作るためには必要な添加物ですから。
パン屋のパンだからと言って、コンビニのパンより健康的だとは思えません。どの消費者も、それをうすうす知っているんじゃないでしょうか?
じゃあ、小規模のパン屋はこれからどうやって生き残っていくのか?
私の意見としては、上記(3)にヒントがあると考えています。
小規模の小売りのパン専門店が、価格や味で、大手パンメーカーやコンビニの独自ブランドのパンに勝つのは容易ではありません。
価格は、パンを大量生産する大手メーカに勝てないのは仕方がありません。味も、大手メーカは大量の人手を掛けて日々、味の研究をしているので小規模のパン屋は勝つのが難しいでしょう。
だったら、価格と味以外の勝負になります。その1つが、健康志向です。
コンビニより、ここのパン屋で買った方が何かしらメリットがあると消費者に思わせないといけません。1つの解決策が、添加物を極力減らして、健康志向を売りにしたパンの販売です。
例えば、こんな文言でお客の興味を惹くのです。
・イーストフードは無添加です。
・マーガリンは無添加。マーガリンの代わりに北海道直産のバターに切り替えました。
・当店のパンは保存料を未使用です。本日中にお召し上がりください。
「コンビニのパンとは違うよ」ということをアピールしていく必要があります。
まとめ
私たち消費者にとって、パン屋が減り、コンビニやスーパーのパンしか選択肢がなくなってしまうのは悲しいことです。小規模のパン屋さんが、大手パンメーカーに負けない特長のある商品を売り出して、生き残り続けてもらうことを願っています。
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