クリーニンググローバル(松戸)当日仕上がりが廃止で中２日に！

もしも、クリーニングが当日仕上がりＯＫから２日後仕上がりに変更されたらどう思います？

千葉県内でクリーニングを展開しているグローバル

ここのクリーニングの特徴は、一般的なクリーニング店と比べて低価格で、地域のクリーニング店の中では最も価格が安い店の１つであることです。例えば、Ｙシャツは１枚９０円（税抜き）です。

そして、もう１つの特徴は、ワイシャツを朝に出すと、当日の夕方５時や６時頃までに仕上がってくることでした。

安くて早い！

こんなに大きなメリットがあるため、私も含めて地域の沢山の人達に支持されています。

何やってんの？サービスのデグレードって。。。

ところが、先日クリーニンググローバルを訪れた際、店員さんからこんな説明がありました。「２０１６年１１月１日から、クリーニングの仕上がりは、中２日掛かります」

中二日なので、例えば、土曜日にクリーニングを出したら火曜日に仕上がってくるということを意味します。

これには正直、がっかりしました。と同時に、サービスのスピードを落とすデグレードをすると、一気にお客さんの数が減るだろうなと思いました。

おいおい、グローバルさん、何やってんの？って思っちゃいました。

【追記】2017年1月4日：消費者は、サービスを過剰に期待し過ぎかもしれない

正月の街中を見て反省したことがあります。サービス業の人は、お正月の元旦から休みなく働いている人も多いです。クリーニングの当日仕上がりを低価格で提供することは、しわ寄せは従業員に来ます。従業員の人に、「安い賃金で休みなく働け」と言っているに等しいです。消費者の方も、安い料金で過剰なサービスを期待し過ぎかもしれないですね。

ちなみに、年中休みがなく、日本でもっとも長時間労働を強いられている仕事の１つが、コンビニオーナー（店長）でしょう。こちらの記事に書きました。コンビニ店長は、悲惨ですよ。

グローバルの目論見は？

クリーニングの当日仕上がりから中二日の仕上がりにする決断は、多分社内でも相当揉めたはずです。だって、グローバルの店舗の壁ガラスには、大きな文字で「ワイシャツ当日仕上がり」と印字されています。つまり、当日仕上がりのサービスは、グローバルの売りの１つであり、生命線のはずです。

多分社内での検討結果は、以下のような感じでしょうか。間違っていたらごめんなさい。

・当日仕上がりのサービスをするには、時間的な余裕がない。そのため、店舗近隣にクリーニングを行う作業場が必要となる。実際、現在クリーニングの作業場は複数の場所にある。クリーニング作業を行う場所代と人件費が高くついているのが現状。

そして、この高コスト体質を改善するために、グローバルのクリーニングを行う作業場を千葉県内の１カ所だけに削減する。クリーニングの作業場が遠くなる店舗があるため、当日仕上がりのサービスは不可能となる。そのため、中２日の仕上がりに変更する。

※一方で、社内では「当日仕上がりのサービスを止めると客が逃げていく」という反対意見も出たはずです。

・そして社内では、「今の常連のお客さんがクリーニングを預けてから平均で何日後にクリーニングした服を取りに来店しているか？」を統計データで分析したはずです。

そして、その分析結果として、「クリーニングを預けてから当日に取りにくる人は多くない。だから、当日仕上がりのサービスを止めても、売り上げ減の影響は少ない。多少の売り上げ減の影響があっても、中２日仕上がりに移行することのコストダウンの効果の方が大きい。」
と判断したのでしょう。

データではそうかもしれないけど。。。

仮に、今まで、クリーニングを預けた当日にクリーニングを取りにくる人の割合が非常に少ないとしましょう。だったら、中２日の仕上がりにしても、さほどお客さんには影響がないし、売り上げ減にもならないと思うでしょう。

でも、私はそうは思いません。確かに過去の統計データとしては正しいかもしれません。

でも、もっと大事なことが抜けています。それは、「安心感」です。

通常の急いでいない時なら、中二日のサービスで十分でしょう。例えば、土曜日に預けて、受け取りは次の週の土曜日にするとか。

でも、１０回に１回くらいは、「明日から出張で急いでいるから、今日の朝に出して今日の夕方までに仕上げて欲しい」という時があるでしょう。そういう時に、当日仕上がりの需要があります。

もちろん、そんな大急ぎでクリーニングを仕上げて欲しい時は、１０回に１回くらいしかないかもしれまんせん。でも、大事なのは、「いざという時にここのクリーニング店なら、当日仕上げが出来るから安心」と感じることではないでしょうか。当日仕上がりが出来るという安心感もお客さんは買っているのです。

クリーニングは完全にリピートの商売

クリーニングは、リピーターが命の商売です。利用する人は、毎週のようにクリーニングに通っているでしょう。

店舗に出入りしている客層を観察していると分かることがあります。それは、男性１人でワイシャツを持ち込んでいるお客さんが多いということ。独身か既婚かまでは分かりませんが。

男は基本的には面倒臭がりです。クリーニングが必要となる直前の日まで、クリーニング店にワイシャツは持ってこないでしょう（笑）中２日の仕上がりにしたときに、果たしてこれらのお客さんたちは、継続してこのクリーニング店を利用するでしょうか？

まとめ

今後も、クリーニンググローバルの定点観測をして、当日仕上がり廃止後にお客さんの出入りに増減があったかを観察してみたいと思います。

P.S.

先にも取り上げましたが、オーナーとは言え、コンビニ店長は悲惨らしいです。こちらの記事を読んでみてください。サービス業に従事している方へ、文句は言えなくなりますよ。

P.P.S.

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