どもりの大人の原因と克服に最も大事な意識とは?(私の体験談)
2018/06/13
どもりで苦しんでいるあなたへ、私が吃音を克服した経験談をお話します。
吃音については、私が小学校の時から社会人になってからも、ずーっと365日悩んでいたテーマです。
伝えたいことが多過ぎるので、本メディアでは【特集】記事として、今後、段階的にアップしていきます。
第一回目は、私の「どもり」のストーリーです。
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小学校3年生の時、初めて人から「どもり」を指摘された私の話
私が自分のどもりを自覚したのは、小学生3年生の時。
3年生の担任の先生が保護者面談の時、私の母親に、「お宅のお子さんは、どもります。発話に問題があります。」とストレートな指摘がありました。
保護者面談を終えた母親からこの聞いて、生まれて初めて第三者から「どもり」という指摘を受けました。
そして、「自分は、他の人と違って上手く会話が出来ないんだ」ということに初めて気が付きました。ここからが、「どもり」を意識した苦悩の日々の始まりです。
もちろん、先生から「どもり」を指摘される前から、自分が会話をするのに苦しんでいました。だって、自分の名前が言えないんですから。私の名前は「た」から始まるのですが、自分の名前が言えませんでした。文字で上手く表現出来ませんが、
「tatatatata,,,,,, たっっ!」と「た」を激しく連発しないと、最初の「た」が言えなかったのです。
先生から指摘されるまでは、「自分だけが、言葉をしゃべるのに苦労している訳ではない」と思っていました。
でも、先生からの指摘を受け、「どうやら、自分は他の人と違って、話すことが出来ない障害を抱えているようだ」ということに気が付いたのです。
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10代20代は吃音に苦しみ悩みながらも、30代の今はほぼ克服
30代になった今は、ほぼ吃音を克服しました。今では、100人の聴衆の前でプレゼンをすることも平気です。どもりだった自分が人前で話せるようになった話は、また別の機会にします。
私がどうやって吃音を克服したのか?
小学校3年生の時に担任の先生からどもりを指摘された話を、30年経った今、母親に聞いてみました。
そしたら、母親の回答はあっさり、「あれっ、そんな話あった?全然覚えてないわー」でした。
全く覚えていませんでした。こっちは、ずっと悩んでいたんだけど!(苦笑)
吃音を克服する第一歩として、一番重要な気づき
でも、母親が覚えていなかったという話、実はここが一番肝心です。
母親は「自分の子供が吃音と指摘されたことをすっかり忘れていた」
そうなんです。
自分の親でさえも、自分の子供が悩んでいたなんてことを忘れてしまうのです。悪い言い方をすると、親であっても、子供が「どもり」で悩んでいても、全然気にしていないものなんです。
ましてや、血のつながりもない他人だったらどうでしょう?
自分が「どもり」であることを、アカの他人が真剣に気にするでしょうか?
断言できます。絶対に気にしていないですよ。
他人は、自分がどもりであることを1%も気にしていないです。
もちろん、「ああ、なんかこいつ、しゃべる時に話が詰まるな」とその瞬間には感じると思います。
でも、自分との話が終わったら、完全に相手の「どもり」のことなんか頭に1mmも残っていないはずです。
人は自分100%だから、気にしなくて良い
人は常に自分が100%です。相手のことは、0%。常に自分のことしか考えない生き物なんです。
これは何も私が勝手に作った考えではありません。経営コンサルタントの大御所、竹田陽一先生がそのように言っています。竹田陽一先生については、こちらの記事など、本メディアで度々取り上げています。
もう、おわかりですね?
「自分の自意識過剰な性格」が、どもりの原因の1つです。これは私の経験上の答えです。(幼児の吃音の場合は、原因は別なので、別の記事でお話します)
私は、大人になって、始めてそのことに気が付きました。
自意識を過剰にしないように心がけるだけで、吃音の症状が一段階マシになるはずです。
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まとめ
自分の経験から、まず最初に伝えたいこと。
それは、どもりを克服する第一歩は、「自意識過剰な性格」を治すことです。
どもりで悩んでいるあなたへ、
「他人の目は気にするな!どうせ、だれもあなたのことなんか覚えてないし、考えてないよ(笑)」
こんなマインドセットで生きましょう。
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