感じが悪いメールを書かない方法(印象が良くなる文章のコツとは?)
2016/09/28
メールを受け取って、「ムカっ」、「感じが悪いな」と感じたことは、みなさんにもあると思います。
こんな調査結果があります。
メールを受け取って、不快に感じた経験を持つ人は約半分!
不快感を誘発するのは主に「感情的」で「抽象的」な部分!
不快を感じたことを指摘しない人は約8割!
出典:「和田裕美の性格が良くなるメールの書き方 和田裕美」
大半の人が、受け取ったメールで「感じ悪い」と感じた経験があります。でも、一方でその感じの悪いメールを送った本人は、「受け手が不快と感じていることに気が付いていない」のです。ということは、自分から意識的に感じの悪いメールを書かないようにしないと、絶対にメールの内容を変えることが出来ないということです。
そんな問題を解決するヒントになるのが、
「和田裕美の性格が良くなるメールの書き方 和田裕美(著)光文社」
和田裕美の性格がよくなるメールの書き方―知らないうちに相手をカチンとさせていませんか?
メールの文章が原因で、人間関係を悪くしないようにする方法です。本書のような本で、自分のメールの書き方を見直していく必要があります。
スポンサードリンク
感じの良いメールを書くコツは?
本書が言いたいことを一言でいうと、「メールであろうと直接の会話であろうと、相手のことを考えて発言しなさい」ということです。
自分の都合ばかり書いたり、ネガティブな言い方で思いやりがなかったり、事務的過ぎるメールは「嫌われますよ」、「感じが悪いですよ」と言っています。
(1)自分の立場を意識する。
決して上から目線にならず、対等か、あるいは1つ下に下がって、メールを書く意識をした方が感じがよくなります。
年下の人にメールする時には、もしかしたら上から目線になりがちです。気をつけたいです。
(2)何を伝えたいのか?何のために伝えるのか?結局、読み手にどうしてほしいのか?
これらを意識する。
あなたも「結局、何が言いたいのかが分からないメール」をたまに受けるはずです。多分、こういう人は沢山いるような気がします。
他人だけでなく、自分自身を振り返ると、お願い(やってほしいこと)だけを書いてしまう時があるはずです。「何のために伝えるのか?」も書くと親切だし、相手に動いてもらいやすいです。いちいちメールに書くのは面倒ですが、この点は注意するのが良いです。
(3)情報(Information)だけなく、感情(Emotion)も込める
感情を込めると相手に響く。(感情とは、例えば、感謝とか思いやりの気持など)情報と感情のどちらも含めて文章を書く方が共感を得やすい。
特に仕事のメールでは、情報だけのやり取りばかりになりがちです。メールだと、話している人の表情まで表現出来ません。文章だけだと冷たい印象を与える可能性があるので、注意が必要です。
メールを書く時のちょっとしたテクニックとは?
本書では、文章を書く際のテクニック的なこともアドバイスして貰っています。その中でも、実践しやすく、効果が高いと感じたものを取り上げます。
(1)話しことばのような文を書く。
堅い文章ばかりでなく、人と会話している時のようなメールを書くと、印象が良くなることが多いです。これは、書く相手にもよる気がするので、日頃気軽に話せる人に対してのみ実践出来る内容です。
(2)迷わずどんどん書く。
「感じの良い、いい文章を書こう」「正しく書こう」と思うと、堅い文章になりがちです。その為、まずはいいたいことをどんどん書いてしまうというアドバイス。また、文章は大量に書けば書くほど上手くなっていくとアドバイスされています。
とにかく何でもいいから書く。そして、大事なことは、メールを送る前に文章の見直しすることが必要です。
(3)専門用語のオンパレードはNG。
専門用語が多い文章は、完全に自分よがりでダメ。
「読み手の誰にでも分かるような、易しい文章を書く習慣を身に付ける」そうすれば、完全に相手の立場になったメールが自然と書けるはずです。
高尚な文章を書く必要は全くないです。小学生が読んでも、「何がいいたいのかが分かる」文章を書く心掛けが良いです。
まとめ
・本書に書いてあるアドバイスの全ては覚えられません。でも、とにかく、「メールの読み手のことを考えながら文章を作成する心掛け」をする。この意識だけでも、相手を不快にさせない文章に一歩近づけます。
・最後に、ピンとくる言葉を1つ取り上げます。
「事実は1つ。でも、考え方は2つ」
という内容です。
事実は変わらないから受け入れるしかありません。でも、その事実に対しての考え方は、2通りがあります。
1つは、「自分はついてないなぁ、もうダメだぁ」と考えていく方向に進むこと。
もう1つは、「今回はついてなかったけど、これからいいことが起きるようにしよう」と考えていくこと。
「いいこと」を考える習慣をつければ、メールなどの文章で発信するメッセージもポジティブで受けてにとって感じの良い内容になります。
和田裕美の性格がよくなるメールの書き方―知らないうちに相手をカチンとさせていませんか?
PS. 事実は、受け入れるという考え方は、出世が遅くて悩んだり仕事のモチベーションが上がらない時に読む本で鳥越俊太郎さんが言っていたこと同じです。
スポンサードリンク
この記事を読んだ人はこの記事も読んでいます
学歴コンプレックス(高卒Fラン三流大学)の苦しみを克服する方法
スポンサードリンク
関連記事
-
-
堀江貴文の本のおすすめ「君はどこにでも行ける」で日本と海外を知る
最近、テレビを観ていると「日本は○○で世界一」などと言って、日本の凄さを自画自賛 …
-
-
日本は移民の受け入れに反対?外国人が定住せずに経済成長する方法
人口減少でこれから経済成長が伸びないと思われる日本で、どのようにして経済発展を目 …
-
-
やる気が起きない時・仕事が憂鬱な時に効く本
気合が入らない時は、これが効きます。 「たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の …
-
-
現代史の勉強におすすめの本を読み最新の世界動向を知る
世界は腹黒い。日本が世界の中で生きていくために、日本人は地政学をしっかり学ぶ必要 …
-
-
榎木英介の評判の本「医者ムラの真実」はビジネス書としてもお勧め
本書を読むことをおすすめの方は、 ・医療の世界の現実を客観的に知ってみたいと思う …
-
-
お金を貸すべきか悩んでいる時に読む本!簡単な判断基準や決断方法
人生の悩みに効く本です。 「幸も不幸もないんですよ 人にお金に運に好かれる法則 …
-
-
繁田和貴と和田秀樹の本がおすすめ!受験勉強を効率的に進める方法
この記事を読んでいるあなたは、お子さんを中学受験させたい、あるいは高校受験、大学 …
-
-
コンビニオーナーの実態を三宮貞雄の本で知る!店長の悲惨な現実とは
「会社を辞めて(脱サラして)コンビニのオーナー(店長)になってみようか!」と考え …
-
-
株式投資の初心者が読むべき本 お勧めの1冊
株式投資か?銀行預金か? 投資ブームに乗って、自分も株式投資を始めるべきか?それ …
-
-
低学歴の凡人が高学歴エリートに勝つ方法・論理思考のシンプルな本質
高学歴エリートでない人がエリートに勝ちたい場合、本書は必読です。 「あの人はなぜ …