桜沢如一氏のマクロビオティックなら若杉友子氏の本がおすすめ

桜沢如一先生の教えを伝授されたという若杉ばあちゃんこと、若杉友子さん。本書を読めば、桜沢如一先生の教えを勉強することが出来ます。

これを食べれば医者はいらない 日本人のための食養生活 [ 若杉友子 ]

読んだ感想として、正しいことを言っていると思う反面、自給自足の生活をしていない人にとっては、実践が難しいなと思いました。

以下、ポイントを取り上げます。

基本は質素な食事

ご飯と味噌汁を基本とした一汁一菜の食事に、玄米の黒焼き茶マコモのお茶と梅干しの黒焼きを朝昼晩と飲む。

一汁一菜は分かったけど、後半の物は入手困難ですね。

ガンは体の冷えと関係している病気

体温を上げれば がんの進行を抑えられるとのことです。

炊きたてご飯より冷めたご飯がいい

ご飯が冷めていく中で 酵素が活性化されるからです。

砂糖は悪

砂糖をなくすだけで病気の半分以上は改善される そして 白砂糖よりさらに悪いのは人工甘味料。

以前紹介した添加物の記事にも同じことが書かれていました。

具体的には、
・アスパルテーム、トレハロース 、スクラロース、ステビア

これらは、 清涼飲料水、発泡酒、ビールシュガーレスチョコレート、アイス、スナック菓子、パン 、練り製品 、お惣菜、 ダイエット食品に添加されています。

砂糖と人工甘味料の両方を摂取しないようにするには、殆どの食品が食べられないことになってしまいます。現実的に、本書がいうことを忠実に守ることは不可能です。

だから、一般の私達が出来ることは、お菓子やお酒などの嗜好品は極力食べないように注意することです。その心掛けだけでも、随分と健康的に効果があるでしょう。

えっ、大豆も身体に良くないの？

大豆は体を冷やす なるべく食べるなら発酵した味噌や醤油が 良い

驚きなのは納豆は実は体に悪いということ。

その理由は、今の納豆は人工納豆菌を使って短時間で大量生産されているもの。自然の摂理からかけ離れた作り方をしているのでむしろ体に悪いということです。

これは意外です。 大豆製品である納豆は非常に体が良い血液がサラサラになると言われていました。 しかし著者は 納豆はむしろ体に悪いと言っているのです。 私は正直 これに関しての真偽はわかりません。

仮に納豆が身体に悪いと言っても、 肉、卵、乳製品に比べればましな食べ物だと思います。

なので、私達一般の人は、気にせず納豆は食べて問題ないと思います。

サラダも身体に良くない？

本書の後半で、著者は生の野菜である、きゅうりとトマトのサラダも良くないと言っています。

でも、肉卵乳製品に比べれば断然体には良い食べ物だと思うので、そこまで 気にしなくて良いでしょう。

人工的な野菜

遺伝子組み換えで育った野菜であるとか、 土ではなくて水耕栽培で育った野菜、 これらも良くないと言っています。

でも、実際にスーパーで買う野菜が工場で作られた野菜なのか、水耕栽培で作られた野菜なのか、あるいは実際に自然豊かな大地で作られた野菜なのかは判別できません。

普通の生活をしている私たちは、気にしても仕方がありません。

妊婦さんが注意すること

母子手帳には、卵は完全栄養食品なので食べましょう、とか牛乳はカルシウムが豊富なので飲みましょう、と書いてありますが、間違っているとのこと。

妊娠中毒症になるリスクが高まるらしい。

卵や牛乳が身体に良くないという主張は、他の多くの健康の本に書いてあります。あまりよくなのは確からしいです。だから、取得し過ぎには注意した方が良いです。

まとめ

本書に書いてあるようなことを実践するには一般の生活をしていては。できません。自分で畑で野菜を作ったり、田んぼで米を作らないといけません 。ですので何もかもが実践できるわけではないのです 。であれば、まずは実践できることだけを実践するのが良いです。 一番簡単なのは、 甘いものをあまり食べない 、肉も控える、 卵や乳製品を極力控える 。まずはこの意識をするだけでも随分と食生活が変わるはずです 。

まずは本書を一読頂き、あなたが賛同し、あなたが取り入れられることを実践するのが良いと思います

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これを食べれば医者はいらない 日本人のための食養生活 [ 若杉友子 ]

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